2013 南アルプス縦走 DAY3 百聞洞山の家~赤石岳避難小屋

3時すぎに起床、4時すぎに出ればいいと思っていたんです

ご飯作っても1時間余りで一人なら撤収できるのは昨日学習しました

夜明けはこの時期5時すぎ

暗くても上に上る道くらいはわかるよ、よっぽどガスっていなければ・・・・

てな感じで、順調に起床したところで雨が・・・・

最初ぽつぽつだったのに、ご飯を食べ終わる頃にはザアザア降り

イェーイ★

山では雨が普通なのよ、と

テントを乾いた状態で持って歩くこともあきらめます

ああ、トイレにもいかなくっちゃ

ゲーター履いたのに脱いで小屋のトイレに向かいます(土禁)

往復10分以上かかってしまった

1Fのトイレでごそごそしましたが小屋では誰も起きてきません

雨の中の撤収は涙が出ますが、濡れてほしくないものは

シートにくるんでおいたり涙ぐましい努力はします

雨はザンザン降りに

早々に撤収、予定通り4時すぎにそのまま山を登ります

なんで?と思うところでルートが稜線を超えてハイマツの中に・・・

どう考えても道の続きハイマツの下

前の人を習ってハイマツの下の崖をぐいぐいっと踏み込みますが

どう考えてもこれはないコース

戻って考えようと戻ります

ここで30分くらいロス

テント場の一番上くらいまで戻り、戻り返すと私の行ったところに黄色のペンキで×印

ああ、やっちゃったのね、気を付けてたんだけど

夜が明けていない危険はこういうところにあります

ゆっくり上ります

ハイマツ帯を超えて岩場

雨風強い

手袋はぐっしょり

いやな予感な靴の中もぐっしょり

なんで?とゲーターの中をチェックしたらば

カッパの下の裾が靴の中に入ってた・・・バカバカ自分!

もう時すでに遅し

かたっぽの靴は浸水

もう片方の靴は時と共に浸水

カッパの裾云々の前にゲーターもカッパ下も激しい雨風にさらされ

雨はどんどん内側に雨粒が入り込みます

手袋を絞りながら進みます

手袋はもはやダイビングの手袋のようにちょっぴり暖かいかもね位の位置づけ

夜明けました

悲しい気持ちでピークを踏んで誰もいない百閒平
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なだらかな広い稜線を進みます

水たまり多数

そしてところどころ強い雨風

サクサクとは進まず・・・

そして前を行くものあり

南アルプス広報大使ライチョウ(若鳥)

馬鹿にしたように進行方向にタッタカ進んで私の到着を待ちますが

バイバイを言われたのでまたねと言ってお別れし

馬の背への登り、ガレガレしてます

雨風で体は冷えてきて、動いていないとやばいかな?と思えるほど

感覚的にはもう少し余裕はありましたが、動いていないとやばい、は変わらず

手袋も絞りながら進みます

靴は両足ぐちょくちょ

したらば「もうすぐ赤石岳避難小屋、コーヒー飲んでって」の看板

雨で全部荷物をしまっていたから写真ないけれど

ええ?もうすぐ?いいの?っとうれしい感じ★

絶対コーヒー飲んだる

と進みますが、全然到着しない

馬の背と呼ばれる切り立った稜線を右側からトラバースして進みます

強風&雨&強風のラッシュ

30分ほど進んだところでトラバース終わり、やっと小屋に!

もう!コーヒー絶対飲む!あったかいコーヒー!!!

普段コーヒー党ではないのですが、心はもう小屋です

ところが違う方向から先客の男性が小屋に入るのを目撃

まあ、仕方ないので自分は濡れたものを軒先で脱いでからゆっくり入ります

先客は小柄な男性でした

ほぼ同時に小屋に入りまして、コーヒーを注文

私の手持ち行動食のパウンドケーキをおすそ分けしたものの

あげなきゃよかったとあとで思うほど超メイワク人でした

TJARに出たいカレ(50代、40代より10年無職)、軽装、ほぼご飯は持っておらず

僕、トレランやってるから大丈夫ですよ~と

ブルブル小鹿のように震えてストーブにひっついています

荷物それだけ?のペタンコザック、靴はトレランシューズでぐっしょり(防水靴下とかではない)

で、兎岳避難小屋(注:無人です)はご飯ありますか?との談

どこかからダウンロードしたTJARのヒントが書き込んであるプリンタ印刷した地図を

にじんだ防水なしで取り出したところでたまらず小屋番と奥さんがお説教

しかし人の話は全く聞いていない

自分が上った山の回数や、ハセツネを15時間で走るとかそういう話を延々

どうやらこの山域は初めてのようなのだが

それ、いらない情報というところをどっさり言う

本人ブルブル震えてストーブの前にいるのに

カッパの下にユニクロダウン着て湯気たててるのに

それが防寒着のすべてらしいけど、ご飯ここで買ったらと奨めたけど

無反応、全くかわいそうに思えない(涙)

そんなカレが頑張って走って飛び出していった頃

話を聞いていなかった私は着ているものはすべて干していいよと言われて干しまくりんちょ
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で、小屋番さんに停滞したいと申し出ました

午前8時(早っ!)

昨日は一人も客がいなくてうれしかったと言っていましたが・・・

雨風が止むかもしれないから午後まで待って決めたらとの申し出にOKを決め込み
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おこたに入ったらという申し出ありがたくおこたを決め込みます

しばらくたつと、レタス鍋の男女到着、干しまくりの上、時間がないからと下山していきます

飲んだら?というレタスがおいて行った大吟醸をちびちびいただくのでした

初とりぱん・・・やら何やら
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ちびちび話は望月さんの話だったりなんだったり

地元ではやっぱり望月さんはヒーローです

お盆にもレスキューに入ってヘリより早く到着したという小話

白樺荘のおじさんは好きすぎて望月さんの歌を作ってしまったという話(笑)

他にも女性二人組とお花の同定や、お尻までぐっしょりのおじさんがお尻を乾かしたり

滑舌が妙に悪いコースタイムが倍かかったというおじさんの相手

忙しい午前

小屋番はレタス鍋カップルにおすそ分けしてもらったお酒やつまみを

チョイチョイひっかけながらのフレンドリーなお客様対応(笑)

奥様はちょっと怒りながらコーヒーやらもうすぐ迫る下山の準備にくるくる立ち働きます

お昼を迎えて天気予報

全体的に天気予報は悪いものの夕方近くには収まる見込み

雨風全く収まらず停滞を決めます

ご主人、停滞を聞いて悲しそうにうなづきます

これはあと2時間歩いてくれれば世話がやけないのにと思ったに違いありません

荒川小屋のテント場はとてもキレイでよいところ、な話をしますが、

この天気でテント張るのは楽しくない

この荒川小屋までの2時間は明日そのぶん頑張って歩けばいいやと思います

だって外はゴウゴウ雨と風

男女2名が到着、もうイヤっと内輪もめしつつ、ここで泊まるわっと女性が言い放ちます

ぐじょぐじょです

男性2名が到着、ぐっしょり、ここで停滞するよ、と男性1名が宣言し、もう1名が同意します

ぐじょぐじょです

ご主人、仕方なく?受付をオープン

そしてあと11名が荒川小屋からやってくると緊張の面持ち

一気に避難小屋がメジャー小屋になるかの瀬戸際な感じ

11名のためにスペースをあけつつ、ストーブとこたつを行ったり来たり

雨の様子をみたりみなかったりします

もうご飯を食べるしかやることはないところまで来て、

11名ちっとも来ません

ご主人、視界が効かないけれど窓からちらちらチェックします

雨やまない!
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しびれを切らしたご主人は無線でもう来ない!と宣言

今日はヘリが飛ばなかったので

売るお酒やつまみはここにはないといい放ち

奥から一升瓶をもってきます

それも1本ではありません、地元産でもない銘酒ばかり最終的には6本の一升瓶ずらり(笑)

ちびちびおいしく頂いていると

奥様からギョニソと玉ねぎの中華風炒めと冷奴の差し入れ!

アルファ米ジフィーズ生活には潤い!うひ★
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ご飯を頼んだ男性二人が夕飯におこたに移動

男女と私は自分のご飯をストーブの近くでいただきますが

もれなくおこたへ移動

と、晴れたぞ!とご主人、急いで夕暮れを山頂に見に行け!と言われて

みんな雨具を着込んでカメラを持ってダッシュ

OH~♪な夕暮れ
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やばい自分が高い位置にいるのが全部見えてます

明日の朝が思いやられます

一人の旅立ちだし(同じ方向に行く人はいません)

見えてないから稜線を歩けたかもしれません自分

戻っておこたでダーウィンが来た(地デジあり!)を見ていたら

奥さんがハーモニカを吹いてくれました

アメリカの昔の民謡

静かに夜が更けていきます

消灯の8時

天の川を見ながら歯を磨いてトイレに行って

静岡あたりの雷ショーを見ておなか一杯幸せになったところで

2階へ、急いでシュラフに潜り込みます

広い場所を私ひとりで使えて幸せ

下の毛布は使ってOKでした

雨にあわないところで寝るのは本当に幸せ

むふむふしながら眠りにつきます
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Commented by mepanna at 2013-09-11 15:25 x
百間洞のテン場からのハイマツ、ちょっとわかりにくいよねー。ワタシもキョロキョロしたわ。

それにしても50代トレラン男性、スゴイね!申し訳ないけどウケたわ…その後その方がどのような顛末となったのか知りたいなぁ。兎ちゃんで食糧にありつけたかしら!??でもハセツネ15時間じゃコースタイムの55%以内で走れてないですから~~~るるるるる~~~~。
Commented by yakitori_joel at 2013-09-12 22:43
>mepannaさま
そういえば、るーるるるー、っていうキツネは見ませんでした★
by yakitori_joel | 2013-09-09 22:19 | 体力系 | Comments(2)