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子宮筋腫核出術(ダビンチ)について

注意:
専門家ではありませんので一部用語や言葉の使い方に誤りがありますことをお許しください
読み手のことは考えていないので読みづらい文章になっていることをお許しください
ターゲットは「子宮筋腫核出術」「ダビンチ」のキーワードで検索してくる方となります
通常ののりたま日記の読者は想定していません
トレランやマラソン女子で貧血症状の方は、、早めに病院に行くことをお勧めします(原因が子宮筋腫でなくとも、ケースに寄るとは思いますが鉄剤処方だけで貧血症状はだいぶ改善すると思います)

ダビンチは子宮筋腫には保険適用されないので自費でこの術式を受けましたが、非常に早く社会生活に復帰できたので、早期に保険適用または先進医療に認定されることを希望しています

「目的」
子宮筋腫核出術を築地のS病院で本年6/末頃受けました
日本の成人女性4割が有しているという子宮筋腫(無自覚無症状含む)ですが、
その手術関連の備忘録を論文的順番でまとめてみました(笑)

「対象」
40歳女性、もともと中学生のときから貧血だったが、昨年後半から急激に症状亢進
また月経時出血量も増加し、最大手当をしても45分に1度トイレに行かざるを得なかったため、日常生活にも支障を来していた(特に貧血であることは趣味の山に入る上で大きなリスク)
昨年末に婦人科検診から紹介状、本年1月よりS病院にかかる
手術時期についてはヘモグロビン値の様子を見ながら担当医と相談、検討した(わがままを言ってUTMF、TGG後に設定してもらった)
鉄剤投与(フェログラディメット105mg)
3月末にMRIで確認したところ、子宮背部に3.5cmの子宮筋腫、上部に4-5個の小さな筋腫を認めた
うち3.5cmは筋層内で、これが悪さをするために月経時出血が多量になり貧血亢進の原因と思われた
ダビンチ(保険外)適用
4月よりリュープリン2回投与(1か月に1回)
6月手術準備のため自己血貯血(400mL)2回(10日に1度)
ダビンチ特有に仰向け・頭側を下にするため、眼科にて眼圧を測定(術前、術後)

「方法」
手術支援ロボット「ダビンチ」による子宮筋腫核出
全身麻酔、9時開始12時過ぎ終了
へそから腹腔鏡、左右2つの創口部からダビンチアーム、プラス1つの創口部から補助
血流を遅くする薬剤を患部に投与し、レーザーナイフで筋腫を焼灼しながら切除、溶ける糸で縫合し、最後に癒着防止フィルムを貼付
大小5個の筋腫及び2個の傍卵巣嚢腫(卵巣外側の水泡)を摘出(病理検査結果はそのとおり)
出血はほとんどなく輸血もなし

「結果」
手術日を0日(絶食)とし、抗生物質などを投与、1日目から歩き始め、3日後には退院となった
リュープリンで薄くなった子宮壁を厚くし傷を早く治療するため、1日目からホルモン系薬剤2種を投与(エストロゲン1か月、LH後半2週間* )

手術0~1日目は非常に辛い(浣腸で脂汗、尿道カテ、動けない、絶飲絶食)
1日目、2日目、3日目(退院日)はよく歩いた
退院日はシャワーを使ってから退院
退院後は通常の日常生活は送ってOK、手術後1週間で出社!
2週間くらいで傷口付近の疼痛緩和
3週間ほどで少し走れることを確認(ただ傷が擦れて痛い)大阪日帰り出張、生理も戻りました!
1か月後に診察、異常なし、プール解禁!現在に至る

「考察」
「手術成功、結果良好!」
手術後1か月たちましたが、貧血症状も現在出ていません

その他、辛かったこととしては、
リュープリン投与2回のうち4月の副作用は薬の半減期5日間(不眠、めまい、頭痛、吐き気で仕事にならず)、5月はほとんど副作用はなし
自己血貯血のときにヘモグロビン値を計りながら抜いたが、2回とも終了後1時間は動けず、下のスタバで回復を待った
また貯血で免疫が落ちていたのか手術1週間前に膀胱炎になり近所の医者で抗菌剤を1週間投与してもらった
術後左前腕留置静脈カテからゆっくり内出血していた模様、しびれ、違和感を感じていたが、そのまま。退院日に抜去したが夜には腕が真っ青になった・・・(2週間ほどで色は消えて、しびれは1か月くらいで消えた)
術後は便秘がちだったので水分をたくさん摂取・・・


「結語」
S病院のダビンチ手術は素晴らしかった(特に、担当医のM先生チーム、麻酔医の先生、ナースなどのコメディカルの方々には大感謝!そしてまた個室だったのでのんびりできたのは大きい)
そして、このダビンチは現在保険適用外、自費診療となっている。
早くダビンチを使用した子宮筋腫核出術に対し、先進医療または保険適用されることを望みます。

手術は準備段階から体力を奪う。そして感染の可能性もあり術後も体力を消耗するため、安易に勧めるものではないと思う。
ただ、中でもダビンチ手術は、通常の腹腔鏡と傷の大きさ、数は同じものの、ロボットの利点を生かし、より丁寧な切除、縫合ができて、適用になった私はラッキーだったと思う。また傷口が小さかったことはより早く日常の社会生活に戻れたことと相関していると思う。(開腹手術をした人数名から日常生活に戻るまで1か月程度かかったという話を聞いた)

この後は1か月後に子宮鏡検査(ヒステロスコピー)、何もなければ半年~1年ごとに検査



「おまけ」
お忙しい中、お見舞いに来てくれた、め様、モロさん、会社の仲間、白石さんはじめ皆様ありがとうございました!特に、両親、イモウト、ダビンチに背中を押してくれたメパンナさん、遠いのに終電ぎりぎりであろう時間まで一緒にいてくれた883先輩、Special thanks!
by yakitori_joel | 2012-08-02 00:05 | ほんとは?系


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